口癖

2003年4月13日
ふと口にしてしまうのは彼女の名。
一人のとき、雑用に追われている間の何も考えていないとき、夜眠りつく前の混濁した意識の僅かなとき。
つぶやいた後思うことは、その虚ろな呼びかけに答える相手がいないこと。
生ぬるい静寂の中、またつぶやくその名前。
あと何回呼べばこの呪縛は解けるのだろうか。

罪悪

2003年4月10日
もう1年半になる。
彼女を傷つけ、一生消えない傷をつけたのは。
今も彼女はあの罪悪感を拭えない日々を送っているのだろうか。それとも少なくともそのことを告白できる第3者ができたのだから少しは気が楽になったのだろうか?
彼女以外で自分の周りでそれをしっているのは3名。
彼女は友人みんなに告白してくれと別れてから電話で告げた。
自分が突然に何の理由もなく別れを切り出した悪者扱いされるのは耐えられないというのだ。
確かにそのとおりだ。
でもそんなことをすることはもう必要なさそうだ。
あれ以来自分の友人とは疎遠になるばかりだ。
自分のネガティブな思考のせいだろう。
あのときのエゴイスティックな選択はなんのためだったのか。
結果として彼女を傷つけ、失い、そのとき守れると思ったものはほとんど失っている。
人生において逃げることしかしてこなかった罰だ。
でもまだ最大の罪に対する罰を受けてはいない。
いつになったら受けられるのだろう。
それとも惨めに生き長らえ、絶望を深く味わった後の死にのみ値するのだろうか。

1周忌

2003年4月7日
ああ、もう1年。

1年前彼女の中で自分は消滅してしまったのです。


底なし

2003年3月24日
もうすぐ一年経つ。
ぜんぜん忘れられない。
なんて事だろう。
今どうしているのか。新しい喜びを手に入れて笑っているのだろう。それでも君は許してくれないのです。
毎日憎み、想い、振り返り、悔やむ。
外に出れば、記憶の断片がそこかしこに散らばっている。駅、道、景色、物、すべてに記憶が散らばっている。
君はもう黒く塗りつぶしたのだろう。僕にはできない。
今でも当時よく理解していなかった言葉の意味をふと思い出し、今になって理解できたような気になっている。
不毛だけれども。

終わりの日

2002年4月7日
終わりの日はいきなりくるけど、それは必然。気づいてなかったのは自分だけ。
平和におわらせた彼女は計算高いとおもったけれど、それも思いやりなのか。
今までのことはすべて黒く塗りつぶして、残ったものは怒りと何故?の言葉だけということらしく、今も過去の感情の延長上にしか存在しない僕はいつになったら葬られるのか。
やり直しができないのはわかっているつもりだけどこの日から約一年後にこうやってまだ過去にこだわって記録しているのは何故なのか。
すべて僕がわるいのか。
殺した生命はいつになったら僕を許してくれるのか。もしくはいつになったら断罪してくれるのか。
全ての問いは空しく虚空を彷徨って自分への木霊として返るのみ。

始まり

2000年2月12日
君からもらったライターのスマイルは今も笑っている。今、君は無表情だけれども。
会わなければよかったのか。

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